よき酒、
よき体験
よき酒、
よき体験
- トップ
- 備中の地酒・酒蔵めぐり
酒どころ「備中」3つの特徴
古くは万葉集にその名が歌われるほど歴史の深い備中の酒づくり。なぜ備中が酒どころとなったのか、その特徴をご紹介します。
豊かな水量と水質の
「高梁川」
中国山地を源流とする高梁川は、上流部に壮大な石灰岩地帯が広がりその地形からミネラルバランスの優れた水質です。「名水あるところに名酒あり」。高梁川の伏流水は酒造用水として適しており、現在でも多くの酒蔵がこの恩恵を受けています。
酒造好適米「雄町」
岡山で生まれた酒米「雄町」は、1859(安政6)年に岡山県の農家が発見した酒造好適米で、現在では9割以上が岡山県内で生産されています。日本4大酒米のひとつであり、「山田錦」「五百万石」のルーツとなった品種ですが、栽培が難しいことから他県ではあまり普及せず、幻の酒米と呼ばれています。雑味が少なく濃醇な味わいが特徴です。
地酒を醸す「杜氏の技」
岡山県には「備中杜氏」とよばれる集団があり、江戸時代には広く名を馳せていました。卓越した技術は今もなお各酒蔵に受け継がれ、杜氏の長年の経験と豊かな知識によって、それぞれの特徴を生かした地酒が醸されています。酒質は旨口でソフトな飲み口の良いタイプが多く、瀬戸内の肴によく調和する味わいといわれています。
これを知っていれば日本酒通!
日本酒を楽しむあれこれ
酒造りの工程
一般的な工程を表しています。「生酛造り」や「生酒」「生貯蔵酒」など工程が一部違うものもあります。
日本酒の主な分類
日本酒は精米歩合と原料で分類される「特定名称酒」と、その他の「普通酒」に分類されます。
特定名称酒
こうじ米の使用割合(白米の重量に対する、こうじ米の重量の割合)が15%以上のものに限られます。また、添加する醸造アルコールの重量は、原料白米重量の10%以下に限られます。
※「特定名称酒」の分類は、製法や原料で区分されるもので、酒の味や価値をランク付けするものではありません。
参考/平成元年国税庁告知第8号「清酒の製法品質表示基準」の概要
普通酒
特定名称酒以外の日本酒を「普通酒」といいます。精米歩合70%以上の米や、特定名称酒に使われているもの以外の原料を用いたり、醸造アルコール量が10%を超えるものなどがあります。
日本酒のラベル
なるほど備中メモ
10月1日は「日本酒の日」
10月は新米を収穫し、酒づくりが始まる季節です。そのため10月1日が酒造元旦と言われていました。日本の國酒である日本酒を後世に伝えるという思いを新たにするとともに、一層の愛情とご理解を、という願いを込めて、1978(昭和53)年に日本酒造組合中央会により「10月1日は日本酒の日」と定められました。
杉玉
酒蔵の軒先には、丸く整形された葉のボールのようなものが軒先に吊るされています。このボールのことを「杉玉」あるいは「酒林」といいます。毎年、新酒ができたころに新しい杉玉を吊るし、時間の経過とともに緑から茶色へと1年をかけて色が変化していきます。つまり、新酒の時期が一目でわかるのです。
和らぎ水
深酒や悪酔いをせずに楽しく日本酒を味わうには「一杯の水」がとても大切。日本酒を飲みながら、水をときどき飲むだけでお酒のアルコール分を抑える効果があり、酔いの速度も緩やかに。また、口の中をリフレッシュさせてくれるので、料理の味が鮮明になり、お酒や肴がいっそう美味しく味わえます。今日からお酒を注文するときは「お水もね」を合言葉に。
大人のたのしい寄り道体験!
酒蔵見学&飲み比べを
楽しもう
備中エリアには蔵・酒づくりが見学できる酒蔵が多数あります。
貴重な酒蔵見学はもちろん、備中の地酒を飲み比べしてみるのもおすすめです。
あなただけのお気に入りのお酒が見つかるはず!
マナーを守って、楽しく見学しよう!
酒蔵見学のマナー
香水や香りの強いものを
身につけて行かない。
細いヒールの靴などは避け、
歩きやすい靴で行く。
おつまみなど飲食物を
持ち込まない。
タンクや容器など
むやみに触らない
見学中は大声で喋らない
見学ルート以外には
立ち入らない。
酒づくりの都合などで見学できない場合もあります。
最新の情報も含め、事前に電話等で酒蔵にご確認ください。
備中エリアの見学ができる
酒蔵一覧
倉敷市
井原市
総社市
高梁市
新見市
浅口市
マップ